一目惚れした印西市で建売住宅を仮押さえした、いや仮押さえしてしまった

奮闘記第2章-どの街に住もうか
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エリアの選定は終わった。印西牧の原は素晴らしい所だ。でも、家というのは非常に高い買い物だ。少し冷静になって、落ち着いてまた見てみたい。そして今度はもっと深い検討をするために、実際に住宅を見てみたい。また子どもも連れて、印西牧の原へ行った。

この当時の僕は、住宅メーカーの比較など全く行っていなかった。そもそも走りながら考えるタイプだし、まだ情報収集段階だからこそ、実際に見て、詳しい人に聞いた方が速いと思っていたのだ。これは基本姿勢としてはアリだと思うが、今回は少し危うい経験をした。

前回目をつけていた、建築中の戸建が多いエリア。そこはディベロッパーがまとめて土地を仕入れて開発をしているエリアで、そのエリアの入り口には営業所があった。その営業所の営業マンを訪ね、印西牧の原で家を買おうと思っていることを伝え、まだ契約が決まっていない物件をいくつか見せてもらった。

新しい!広い!実際に見るとかなりテンションが上がったのは間違いない。印西牧の原は地価が安いこともあり、そのディベロッパーは1区画約50坪(約165㎡)と広い区画にしていた。建物も2階建、小屋裏収納もある。延床面積で120㎡もあった。今、僕が住んでいる家は延床面積80㎡ちょっと。ものすごい広い家に感じた。そして築40年の家と比べると遥かに高性能な住宅設備があり、新築の匂いがした。廊下幅も120㎝を標準としているようだった。とても魅力的だった。

そのディベロッパーの売り出している家は、価格帯が2700万円~3500万円程度。一方で、同じ印西牧の原で展開している大手ハウスメーカーは5000万円以上の価格で売り出している。なぜそれだけ安く売り出せるのかを聞いたところ、土地代には消費税が掛からず、建物代には消費税がかかるので、我々は土地代を高く建物を安く設定することで税負担を下げている。そして大手ハウスメーカーは電柱を地下に埋めたり景観の工夫をしているが、我々はそのようなことはしていないので、これだけの価格差が出るんだ、との事。その当時は住宅に関する知識もかなり浅かったので、なるほどそういうものなのかと聞いていた。

何件か見せてもらった中で、最も気に入った家を見つけた。三方道路に面していて景観が良く、家の色も自分たち好み。妻と一緒に「この家が一番いいね」ということで意見が一致した。

海辺の街・稲毛海岸が好きで、海っぽい家は大好き。このネイビーブルーはかなり気に入った。全く費用はかかりませんので、気に入った物件があれば仮押さえしておきませんか?と営業マンに言われる。まあ費用も掛からないのなら、仮押さえしといてもいいかなと思った。家の価格は2830万円。ここから150万円は安くできるとのことだった。しかし2680万円もの大金を僕に払えるのか。

「ご主人様の年収だったら絶対大丈夫ですよ。銀行の事前審査は簡単に通ります。」と営業マンは言った。融資を受けるのは初めて。そんな軽々しいものではない気もするが、ふーんそんなもんかと思った。この日は5月29日。僕の誕生日だった。げん担ぎが好きな妻は、きっと運命だよと言い出す。この物件を仮押さえしたことで、ここからホントにこの家を買ってもいいのかどうか、深く検討する事になった。

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