ネット配線は建築会社は詳しくない!施主が調べて注文すべし!

奮闘記第4章-仕様決め
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今の時代、ネット環境は必須になる。無線でWi-Fiを飛ばすこともできるのだが、無線だと例えば電子レンジを使ったら接続が途切れたりすることがある。また、特に断熱性能の高い家だとさらに無線は途切れやすいようだ。断熱材はWi-Fiの電波も遮断するのかも!?
そのため、できるだけ有線で環境を整えたい。かといって、各部屋の間を跨いで配線がずーーっと続くのは嫌だ。こうならないようにするためには、設計段階で家の天井や壁の中をネット配線が通るように計画し、各部屋のコンセントまでLANポートがつながるように準備しておけばいい。
ネット環境が必要になる部屋には、有線で引っ張ってくれるようにお願いした。場所は僕の書斎、僕の寝室、子供たちの部屋、妻の寝室、リビング、ダイニング、秘密基地。

ただ配線すればいいというものでもない。実はネットの配線というのは規格が分かれている。規格が新しいほど、データの転送量が多くなる。つまりはスピードが速くなるのだ。現在は5Gが誕生したばかりだが、これから5Gは普及していくし、2030年には6Gが誕生する見込みだ。ネットはどんどんスピードアップしていく。それを見越して、可能な限り速い回線を敷いておきたい。

規格はおおよそこのようになっている
カテゴリ5。今の標準か一世代前。
カテゴリ5E。今の標準。速さは5の10倍
カテゴリ6。5Eとほぼ同じか、多少早い程度。
カテゴリ6A。5の100倍(6の10倍)。
カテゴリ7。6Aとほぼ同じ。
カテゴリ8。5の4000倍(7の40倍)。現在もっとも早い環境。

現在、カテゴリ8の3mケーブルを買うと15000円くらいする。カテゴリ7ならそこそこ廉価で出回っているのだが、2020年12月現在、日本ではまだ動作保証されていないようだ。6Aであれば日本での動作保証もあり、3mで300円。そのためコスパを考えると6Aが妥当という結論になった。

あまりネットの配線の規格について注文する施主はいないようだ。施主自体も詳しくないし、実は建築会社もネットの分野は詳しくないところが多い。だからこそ、水道や電気工事は本体工事に込みにするのだが、ネット工事は別になっている。ネットも今の時代必須インフラだから本体工事に組み込むべきだと思うのだが、現状そうなっていないのは、建築会社がネットに詳しくないからなのだ。だからこそ、施主がこうやって注文をすることが重要。施主が注文しないと、最安ケーブルであるカテゴリ5が入ったりすることもあるので要注意。これからはさらにデジタルがすごい世界になる。ハイスペックなインフラを整えるのはとても大事なことだと思う。

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